VIPER330V 取り付け

2007.1.20
VIPER330vをインターネット購入しました。
並行輸入品と言う事で、格安です。
9200円 取り付けサポート付きです。
買ったお店は、ユニバーサルトレーダーと言うお店です。http://www.universal-trader.com
取り付けは、もちろん自己責任ですが、電話・メールで、わから事を質問すれば、教えてくれます。
とっても、親切なお店お店でした。

【購入品】
・本体:9200円
・ハザードリレー:1500円
・ダイオード1A5本:50円
・VISON製衝撃センサー:3800円
・スキャナー(629L):1120円(中古)
・リレー:800円(2個)

この機種は、純正のキーレス連動で、VIPERを作動させる事ができます。
上位機種になると、キーレス+セキュリティや、リモコンに車の異常を知らせてくれる機能が付いた物がありますが、私には、これで十分です。


英語のマニュアルです。
私には、さっぱり読めません・・。
でも、私が購入した所は、日本語マニュアル付きのサポートなので、大丈夫!
よかった!これなら私にも読めます。
「日本語の配線マニュアル」

「日本語のバイパー取り扱い説明書」
が付いてきました。

早速、本題です。
VIPER330vの配線です。参考にして下さいね。
【12PINメインハーネス】
 @オレンジ:スキャナーを付ける場合、スキャナーの(-)に接続
 A白:ライトフラッシュ出力(スモールライトへ接続→私は、ハザードリレーを経由してハザードへ)
 B白/青:接続なし
 C黒/白:ドームライトスーパービジョン出力(私の場合、リレー経由でドームライトの(-)へ接続)
 D緑:ドアトリガー(-)入力
 E青:トランクセンサー(-)入力
 F紫:ドアトリガー(+)入力(私のドアトリガーはマイナスコントロールなので、接続せず)
 G黒:GND
 H黄:イグニッション入力
 I茶:サイレン(+)出力
 J赤:常時(+)12V
 K赤/白:オプション2ch用(-)出力

【7PINドアロックハーネス】
 @茶:ホーン(-)出力
 A緑:システム作動信号入力(ドアロックモータのロック線に接続)
 B赤:システム解除防止入力(セカンドロック採用車は接続)
 C青:システム作動信号入力(ドアロックモータのアンロック線に接続)
 D灰:トランクリリース(+)入力/センサーシャント(+)入力
 E紫/黒:接続なし
 F黄/黒:ライトフラッシュ監視入力(純正でライトフラッシュのアンサーバック機能がある場合)

【4PINオプションセンサーハーネス】
 @赤:常時(+)12V
 A黒:GND
 B緑:警告or警報入力
 C青:警告or警報入力

【3PINドアロックハーネス】
 @緑:ドアロック出力(-)
 A青:ドアアンロク出力(-)

はぁ〜。(-o-;)
たくさんありますね〜。
でも、全部使うわけではないのですよ!

【最低限接続必要】
 12PIN → D(プラスコントロール車はF)GHIJ
  7PIN → AC(純正でライトフラッシュのアンサーバック機能がある場合はFも接続)

【私の接続】
 12PIN → @ACDGHIJ
  7PIN → AC
  4PIN → @ABC
  3PIN → @A  

取り付けに一番肝心な事は、検電器などを使い、極性を間違えない事です。
極性を間違えるショートして基盤を壊す可能性があります。
検電器をフル活用しましょう。
【イグニッション線の見つけ方】
 @キーをON → 検電器ランプ点灯。
 AキーをST → 検電器ランプ点灯。

【ST スターター線の見つけ方】
 @ギアがパーキングに入ってる事を確認。
 AキーをST → 検電器ランプ点灯。
 B見つけた配線を切断。
 CキーをST → エンジンが始動できない。

【ドアトリガー線の見つけ方】
 アースコントロール車 → ドアが閉まってる時、検電器ランプ点灯。開いたとき消灯。
 プラスコントロール車 → ドアが閉まってる時、検電器ランプ消灯。開いたとき点灯。

所で、マイナスコントロールの場合、なぜ、検電器がこの様になるのでしょう?
私にはどうしても理解できず、あるサイトへ質問した所、とっても親切に教えて下さいました。(その節は大変お世話になりありがとう御座いました。)
ちなみに、国産車のほとんどは、マイナスコントロールみたいです。
ドアが閉まっている時は、マイナスコントロールのスイッチがOFFとなり、電気がアースに落ちていない為、ルームランプが点灯しない。
しかし、
検電棒を当てる事により、検電棒のバルブが電気を消費する為に検電棒を通してアースに落ちる。
結果、ルームランプが点灯する。
ドアが開いている時は、マイナスコントロールのスイッチがONとなり、電気がアースに落ちている為、ルームランプのバルブが電気を消費している。
その為、ルームランプのバルブ以降は、0Vとなっている。
そこに検電棒を当てても、0Vなので点灯しない

どのドアを開けても、警報が発砲する様に、3つに分岐しました。
それぞれの線にダイオードを入れます。
帯側が車両側です。
ドアトリガーは、最低でも運転席/助手席に配線しないと、VIPERの学習や設定ができません。

【私のフレンディの場合】
ドアトリガー運転席/助手席→赤/白
ドアトリガースライドドア→赤/緑
ドアトリガーバックドア→忘れました・・。

突然ですが、ここでリレーについて、少々お勉強です。
私も今回の取り付けまでは、リレーの構造について全ったく知らなかったのですが、セキュリティの配線にはこの構造を理解する必要があります。下記の図は5極リレーです。
85と86がペア / 87aと87と30がペアだと思って下さい。
電気が流れない状態では、向って左の図の様になっています。(87aと30が繋がっています。)
次に、85に+ 86に-を繋ぎます。
するとその間にあるコイルに電気が流れ、コイルは磁気になっているので、87と30を繋げます。(向って右の図)
わかりましたでしょうか?つまり、87aに電装品A 87に電装品Bを繋いだ場合、電装品A・Bの切り替えがリレーでできるわけです。これは、基本の使い方なので、応用次第でものすごく便利に使えます。
また、コイルを動かす電力はわずかでよいので、大きな電力を必要とする場合も、リレーを使えば動かす事ができます。

【リレーの役割】
 ・電装品の保護 
 ・少ない電力で動かす。
 ・極性の反転
など・・。

今回、使用したリレーの配線です。

【キルリレー】
 85 :12PINオレンジ(-出力)
 86 :12PIN黄 → IG線へ接続
 87 :接続なし
 87a(黒):スターター入力(キーシリンダー側)
 30 (緑) :スターター入力(スターター側)
もともと、12PINハーネスに繋がっています。
VIPERが作動すると、85へ(-)出力します。IGをONにすると、86へ(+)が流れ、87と30が繋がるので、エンジンを始動する事ができなくなる仕組みです。
VIPERが作動していない時は、85に(-)が出力されてないわけですから、IGをONしてもコイルに電気が流れず、87aと30は繋がったままになり、エンジンが始動できます。
考えた人は、頭いいですよね〜。

【ハザードリレー】
 85 :GND
 86 :12PIN白
 87 :右ウインカー線
 87a:左ウインカー線
 30 :常時12V
スモールランプに接続する場合は必要ありませんが、ハザードでアンサーバックを点滅させたい場合は、消費電力が大きくなるので、リレーを使った方が安全です。
このリレーは、87aと87が同時出力できる特殊タイプですので、汎用リレーではダメです。

【ドームライトスーパービジョン】
 85 :12PIN黒/白
 86 :常時12V
 87 :ルームライトの(-)
 87a:接続なし
 30 :GND
VIPERから出るドームライトスーパービジョンの出力は僅かな電力の為、リレーが必要となります。
本体にリレーが内蔵されているタイプは、当然リレーは必要ありません。

【IG連動アンドアロック】
 85 :3PIN青(-出力)
 86 :常時12V
 87 :常時12V
 87a:車両アンロックモーター線をカットした線のモジュール側
 30 :車両アンロックモーター線をカットした線のモーター側
VIPERの設定を変更すると、IG連動で、ドアのロック・アンロックが可能となりますが、私はカギのとじ込み防止の為、アンロックのみを接続する事にしました。
両方を使う場合は、451Mと言うリレーを使うと簡単な様です。
IGをOFFにすると、VIPERから(-)出力されます。
85と86に電気が流れる事で、87と30が繋がり、+のアンロック信号でキーレスのモーターを動かします。

話は戻って、ドームライトスーパービジョンの取り付けです。
ドアトリガーに配線すると、ルームライト点灯時に、警告音や半ドア警告等が点灯する等の副作用があるみたいなので、ルームライトのアース線へ直接配線する事にしました。
ルームランプは、ツメで止まっているだけなので、下に引くと「ガコっ」とはずれます。

運転席のルームランプは2つなので、メインハーネス12PIN 黒/白からリレを経由してさらにそのリレーからの線を2分します。
割り込みカプラでそれぞれのマイナスに接続します。

*画像にマウスを重ねてみて下さい。

逆流防止に1Aのダイオードダイオードを2分したそれぞれの線に入れます。
ダイオードを入れないと、普段、ルームランプの片方を着けたくても、スイッチを押すと両方が点灯してしまうからです。(ダイオードの帯側がVIPER側です。)
右の写真の位置で言うと、

ルームランプ ← ダイオード(帯) → VIPER
ダイオードが出てきたので、また少し横道へ・・。
写真のダイオードを図にすると、左の様になります。
ダイオードは、電気を1方向へ流したい時に使用します。
つまり、AからBへは電気が流れますが、BからAへは、電気が流れない事になります。
私も詳しい事は、わかりませんが、電気と言うのは、(+)の事で、(-)の場合は、逆に考える様です。
つまり、VIPERからの出力は(-)なので、写真の様な向きに入れる事になります。
ややこしいですよね〜。

線の取り回しは、天井とAピラーを通します。
天井は、サイドバイザーをはずすと、天井の先端部分に手が入るので楽です。


夜のドームライト連動はとっても便利です。向って、右下の黒の写真にマウスポインタを重ねてみて下さい。

IG連動ドアアンロックは、キーをOFFにすると、自動でドアロックが解除されます。
*下の画像にマウスポインタを重ねて見て下さい。

本体に衝撃ショックセンサーが内臓されていますが、感度がイマイチです・・。(感度は最大)
後ろのスライドドアやバックドアでは、全く反応なし。
取り付け場所の問題もあるかもしれませんが、もともと、本体のセンサーだけでは、ワンボックス全てをカバーするのは、難しいみたいです。
そこで、バイパーシリーズに標準付属のショックセンサー504Dを購入しようと思っていた所、、ヤフオクでいいセンサーを見つけました。
VISON製のセンサー 「VAE 318-052」

3800円(商品)+600円(送料)=4400円と価格は少々高いですが、そのうたい文句通り、効果はバツグンでした!
前〜後ろまで全てをカバーしてくれます

VIPERは、マルチプレックスと言う機能で、センサーから出された信号の長さで、警告・警報を認識しています。
しかし、このVISON製のセンサーは警告・警報とも同じ長さの出力の為、取り付け方法が少し異なります。
購入した方から教えてもらいました。

【配線方法】
VIPERの4PIN赤→センサーの赤。
VIPERの4PIN黒→センサーの黒。
VIPER4PIN緑→センサー橙。
VIPER4PIN青→未接続。
VIPER12PIN青→センサー白/赤 

衝撃感知のセンサーは、金属部ではなく、プラッチク部に付けるのがポイントだそうです。
センサーお勧めのセンサーです。

ヤフオクで購入した、スキャナー(629L)です。
配線は、

赤:常時+12V 
黒:12PINオレンジ

です。
私は、念のため、常時+12Vへは、1Aのヒューズを入れました。

また、オレンジへの配線時は、必ずダイオードを入れます。
なぜ、ダイオードが必要かと言うと、12PINのイグニッションに繋ぐ黄色線は、キーオフ時にマイナスに変わる車種があるからだそうです。
その場合、オレンジ線に、マイナスが流れてしまい、スキャナーが、セキュリティーオフでも消えなくなってしまいます。

(ダイオードの向きを間違えない様に・・・)



ブルーのLEDで武装をアピールしてくれます。
かっこいい!!

本体への配線です。
それぞれ、差し込み形状が違うので、間違って差す事はないと思いますが、無理やり差すとコネクターを破損する事があるので、気をつけましょう。

全ての取り付けが終わったら、VIPERにドアロックの学習と、必要に応じて設定の変更を行なう必要があります。
結構、ややこしいです。
これらの学習と設定は、ドアの開閉/キーのON・OFF/LEDの点灯/バレットスイッチ/サイレン音で行います。
つまり、運転席に座って、バレットスイッチが押せて、LEDが見えやすい位置に取り付ける必要があります。
また、サイレンがうるさいので、駐車場で行なうと迷惑になります。
私は、近所の公園で行いました。

【ドアロックの学習方法】

1.ドアを閉める
2.バレットボタンを押したまま。
3.イグニッションON-OFF
4.バレットボタンを離す。
5.バレットボタンを押す-離す。

6.バレットボタンを押したまま。(LEDが点滅)
7.キーレスのロックボタンを押す-離す。
8.LEDが点灯するまで待つ。(点滅で失敗)
9.バレットボタンを離す。

10.バレットボタンを押す-離す。
11.バレットボタンを押したまま。(LEDが2回点滅)
12.キーレスのアンロックボタンを押す-離す。
13.LEDが点灯するまで待つ。(点滅で失敗)
14.バレットボタンを離す。

15.イグニッションON-OFF
【セキュリティの設定方法】

1.ドアを開ける。
2.イグニッションON-OFF
3.ドアを閉める。
4.バレットボタンを長押し確認音で離す。
  →「コツ!で項目1」
  →「コツ!コツ!で項目2」

5.「バレットボタンを項目番号回数まで押す-離す」
 +「1回バレットボタンを押したまま。」

6.キーレスのロックボタンorアンロックボタン
 (右移動:ロック 左移動:アンロック)

7.変更を確認(確認音1回or2回)
8.バレットボタンを離す。

9.イグニッションON-OFF


*画像にマウスポインタを重ねて下さい。
  (バレットスイッチ)
  
  (LEDブルー)
   

【基本項目1】
項目番号 サイレンが1回鳴る サイレンが2回鳴る
1 アクティブON パッシブON
2 動作音ON OFF
3 センサー誤作動警告ON OFF
4 ルームライトコントロールON OFF
5 パニックモード使用 オプション2ch出力使用
6 アクセサリー通常入力 アクセサリー延長出力
7 ドア開け時警告音ON OFF
8 センサーシャント ゾーン1.2.4 全てのゾーン
9 サイレン発報時間30秒 60秒
10 強制解除のボタン回数1回 2.3.4.5回
11 ホーンパルス出力時間0.02 0.03/0.04/0.05
【基本項目2】
項目番号 サイレンが1回鳴る サイレンが2回鳴る
1 IG連動ドアロックON OFF
2 IG連動ドアアンロックON OFF
3 アクティブロック パッシブロック
4 ドアロック信号出力0.8秒 3.5秒
5 シングルアンロックパルス ダブルアンロクパルス
6 チャンネル3バリディティ出力 セカンドアンロック出力
7 リモコンコード盗難防止機能ON OFF

今回の取り付けに際し、色々質問したり、Web検索したりで、結構楽しかったです。
自分自身の勉強にもなりました。
Web検索して思った事なのですが、VIPERの取り付けに関してのサイトがあまり見受けられませんでした。
そこで、私の勉強した事と体験が、これからDIYに挑戦しようと思っている方の参考になればと思い掲載致しました。
もちろん、車の配線は慎重に行なわないと、機器を破損したり、エアーバックが開いたり、最悪、車両火災の危険性もあります。その辺を理解した上で、あくまでも自己責任で行なってくださいね。(記載間違いによる事故の責任も負えません)
また、取り付けは、平成10年式 ボンゴフレンディ(SG5W)です。
セキュリティの取り付けは、マイナス/プラスの出入力やイモビ機能の有無・アンサーバック機能の有無などにより、かなり異なる様です。最近の新しい車ほど色々な機能が付いていて複雑です・・。
ご自分の車をよく理解してから行なって下さいね。

【フレンディの場合】
 ・ドアトリガー:マイナスコントロール
 ・キーレス:純正オプション(プラス入力で作動)
 ・アンサーバック機能なし。
 ・イモビ機能:なし。
 ・ルームランプ残照機能なし。

*もし、お役に立てましたら、掲示板に足跡などを残して頂けるとうれしいです。→「クリック」
























以下に表示される広告は、当ホームページとは一切関係ありません。


inserted by FC2 system