上腕骨大結節骨折について

上腕骨大結節骨折
直接外力と介達外力の場合がありますが、介達外力による物が多いです。
特に、脱臼に伴って発生する事の多い骨折です。
脱臼の際の介達外力によって大結節の剥離骨折を引き起こします。

剥離した大結節はインピジメント症候群の原因となりますので、転位を最小限に留める事が大切です。

【直達外力の場合】
@上腕骨が肩甲骨の関節窩に衝突し、大結節が骨折。
A大結節が肩峰に衝突し、骨折。

【介達外力の場合】
棘上筋の牽引により大結節が剥離骨折。

【骨片転位と固定】
介達外力の発生機序にもある様に、大結節には棘上筋が付着します。
よって、棘上筋の牽引力によって、後上方に骨片転位を起こし易いので注意が必要です。

固定の際は、上腕骨の骨頭と大結節を近づける様に、肩関節外転位で固定する必要があります。
  























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