第5中手骨基底部骨折

基底部骨折はCM関節の可動性が大きい関節(1・4・5指)に起り易く、特に第1指はベンネット骨折として区別されます。
一般的に第1指を除く基底部骨折は筋・腱・靭帯などにより安定性が保たれており、転位が少ないとされています。

しかし、4・5指のCM関節は可動性が大きい・・。
言い換えれば機能障害は少ないが、固定時に起る転位のリスクは高い事を意味し、最新の注意をはらっての固定が必要となります。

20代の男性。自衛隊勤務。

第5中手骨基底部の骨折が確認できます。

転位は大きくありませんので、このまま3週間のギプス固定。

その後、問題なく治癒となりました。



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