中手骨 骨幹部骨折とは?
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中手骨骨幹部骨折は、転んで手を突いた際に発生し、分類としては「横骨折」と「斜・螺旋骨折」に分けられます。
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【横骨折】
直達外力による物が多いです。
転位:短縮/背側凸変形(骨間筋の作用による)
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【斜・螺旋骨折】
介達外力が多いです。
転位:回旋・短縮
横骨折よりこちらの骨折型の方がやっかいです。
転位をおこし易く、不安定だからです。
回旋転位によるオーバーラッピングフィンガーは重大な機能障害が残るため細心の注意が必要です。
(骨折面がMPより離れるほど機能障害大)
☆転位が生じやすいのは・・・☆
第2指・第5指です。(深横中手靭帯の支持が片方のみ)
☆機能障害をおこし易いのは・・☆
第2指・第3指です。(CM関節の可動性が少ないため)
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【オーバーラッピングフィンガー】
通常、母指を除き他の4指は屈曲した際、全て舟状骨結節を向かなければなりません。
しかし、回旋転位などを残すと伸展の際は問題ないのですが、屈曲の際に指が重なってしまいます。
中手骨骨折や基節骨骨折の場合は、この事を念頭に入れて治療を行う事が大切です。
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